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リンツ(Lindt) バレンタインチョコ

リンツのチョコレート

ゴディバなどのベルギーチョコが有名になる少し前までは、チョコと言えばスイスのイメージがありました。ヨーロッパ旅行のお土産にリンツの板チョコをいただいたりしたものです。

もちろん今でも、2006年のサロン・ド・ ショコラでリンツのエクセレンス・70%カカオが「ベスト・タブレット賞」 に輝いていますし、クリーミーなフィリングを極上のチョコレートで丸くくるんだリンドール(Lindor)シリーズも、その口どけのなめらかさで根強い人気を誇っています。

リンドール(Lindor)とは、リンツ(Lindt)とフランス語で金を表すオール(Or)を組み合わてつけられた名前。上質なチョコレートを使った丸いシェルでリンツ秘伝のフィリングを包み込んでいます。

リンツの前身は1845年に菓子職人ダーフィート・シュプルングリーとその息子ルドルフが、チューリヒで創業した菓子店です。父子は、当時人気だったイタリアのレシピを使って、チョコレートを作りはじめました。

リンツのチョコレート

一方ベルンのロドルフ・リンツがチョコレートを3日間ほど混ぜ合わせると、口当たりがなめらかになることを発見。1879年、カカオバターを加え生地を練りあげる「コンチェ」と、粒子を細かくすり潰す「レファイナー」という機械が発明しました。現在では「コンチング」として知られる製造工程です。この技術によりスイスのチョコレートは高級チョコレートとして有名になっていったのでした。

この小さいながらも評判の高い工場を、1899年シュプルングリ社はロドルフ・リンツから買収し、リンツ&シュプルングリ社とします。そして後に安定した品質が確保できコンチェに比べて格段に効率をあげる新製法を開発し、さらに世界的な企業へと成長しました。

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